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スタッフの伝えたかったヴァルキュリアの世界観を勝手に自分なりに解釈した。
戦場のヴァルキュリアではところどころにドイツ語が登場する。
例えば、帝国軍指揮官の3人衆「ドライシュテルン(drei Stern)」はドイツ語で「三ツ星」という意味になる。
またセルベリアの武器「ルーム(Ruhm)」はドイツ語で「名声」という意味である。
二つとも帝国軍が使用しているので帝国軍のモデルはドイツ軍なのかなと推測できる。逆にガリア戦記は英語表記のようだ。
イェーガーが操る戦車「Konig Wolf」、ケーニヒヴォルフ。ケーニヒはドイツ語で王、ヴォルフはウルフ、英語で狼である。
ドイツ語と英語が混在しているが、イェーガー自身が帝国出身の人間ではないことを考えるとわざとだったり?
こちらの元ネタはティーガーIIというドイツの戦車と考えられる。(タイガー戦車っていうと初心者らしい?)
ティーガーIIの愛称は「Konigs tiger」、王の虎。虎から狼にしたのはイェーガーが一匹狼であるところに照らし合わせているのか。
ちなみにケーニッヒウルフというゾイドが発売されていますが、関係はなさそう。
そもそもヴァルキュリアって何者なのか?
元ネタは北欧神話のワルキューレだと考えられ、ワルキューレはドイツ語読みでヴァルキュリアになるようだ。
ワルキューレは戦場の兵士の生死を定める女神であり、今作のアリシアやセルベリアに照らし合わすとピッタリと一致する。
ちなみにヒトラー暗殺計画の作戦名もヴァルキューレ作戦(Operation Valkyrie)ということから、こちらからもネタを引っ張ってきたのかもしれない。
この作品では港の名称として登場している「マルベリー(Mulberry)」。普通の訳を充てると「桑の実」ですがこれはもちろん関係ないと思われる。
今回ヴァルキュリアに出てくるマルベリーの由来はノルマンディー上陸作戦に使用された人工港「マルベリー」と思われる。
人工港はコンクリートで出来ており、連合軍がフランス上陸の足がかりとして使用していたようだ。NHKで当時の映像が流れていたが、人工港とはいえほんと良くできていた。
人工港の画像が見たい方は英語版Wikipediaをみると載っているのでご覧あれ。
ZM Karは帝国軍が持つライフルであるが、その愛称は「フランシスカ」。
フランシスカとはフランク人(ゲルマン人)が使用していた斧の名称である。このことからも帝国軍がドイツに近い由来であることがわかる。
VB PLは帝国軍の対戦車槍であるが、PLはドイツ語のPanzer Lanze、日本語で対戦車槍を意味する言葉の略である。